国鉄型気動車特急「おき」「くにびき」 (平成13年5月4日撮影)
平成13年7月ダイヤ改正で、新型車両に置き換えられる予定の「おき」「くにびき」
今もなお国鉄塗色で残るキハ181系特急を、ファインダーに収めてきました。
キハ181系は、昭和43年,名古屋〜長野の「しなの」でデビュー。その後、東北,山陰,四国に投入されました。
山岳路線でのスピードアップを目的としていたので、当時としては最強の500PSエンジンを搭載。また、気動車でありながら最高速度は120km/hとなり、平坦線では俊足を発揮しました。2004年4月のダイヤでも、「はまかぜ」号の明石〜大阪の表定速度は、80km/hを超えています(営業キロより計算)。
また、ディーゼル車という性格上、使用されている路線の電化→転属をくり返し、JR発足時は、JR西日本(近畿,山陰)とJR四国で使用されていました。しかし、JR四国で使用されていたものは、新塗装になり、そして1990年代半ばに全車廃車されています。
JR西日本でも、北近畿地区の電化が進んだことで、使用範囲が狭められつつあります。
2001年7月ダイヤ改正で、キハ181系で運行されている列車は、次のとおりです。
「はまかぜ」 大阪〜香住,浜坂,鳥取(播但線経由) 3往復
「いなば」 岡山〜鳥取(智頭急行経由) 3往復
「いそかぜ」 小倉〜益田 1往復
その後、2003年秋ダイヤ改正で、「いなば」号はキハ187系に置き換えられ、「スーパーいなば」号になりました。また、同時に「スーパーくにびき」号は、「スーパーまつかぜ」号になりました。
「いそかぜ」号については、こちらに掲載しています。
キハ181系「いなば」号、キハ187系「スーパーくにびき」号は、こちらに掲載しています。
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