トレッスル餘部鉄橋(余部橋梁)
 「はまかぜ」号通過 と 餘部駅 
(平成18年2月25日撮影) (平成19年5月4日仮掲載,8月4日正式掲載)


餘部鉄橋を渡る「はまかぜ」号と、餘部駅から見た餘部鉄橋、そして餘部駅をレポートします。
ふもとから見た餘部鉄橋はこちら→


餘部鉄橋を「はまかぜ」号が通過
餘部鉄橋を渡る、キハ181系特急「はまかぜ」号

連続写真47枚をつないだGIFは、こちら(容量注意:2528KB)
餘部駅
ふもとから上がると、こんな案内があります ホーム橋から撮った、餘部鉄橋

なお、鉄橋入り口にある信号は、強風時に列車を止めるものです。
ホーム入り口付近にあった絵

何の絵かと思ったら、
餘部鉄橋・・・ではなく、餘部駅の誕生に関するものでした。
ホームにあった
餘部鉄橋からの景色を満喫するプランです。

(注)これは、ワタシが訪れた当時のものです。現在の時刻は、現在の時刻表等で調べてください。
このように、餘部駅にはトイレは無いようです。

なお
駐車場は、当然、ふもとにありますので、急に行きたくなっても、すぐには行けません。

・・・ここに着いてから、これを見たときには遅いのだ(苦笑)
上からの、鉄橋撮影ポイントへの入り口。

なお、列車が来る直前に行っても、人で埋まっているので、イイ写真は撮れません。

・・・ワタシは、強引に、斜面に三脚を立てましたけど(苦笑)
・・・結局、固定が甘い状態に...(上の連続写真が、若干ブレている)
撮影ポイントから撮ってみた
鉄橋全体。
撮影ポイントにも、ちゃんと時刻表が。

至れり尽くせり。

鉄橋脇から、
下を見る。

・・・人があんなに小さい。
ホームの端から見た、海
餘部駅に到着、そして餘部鉄橋を渡る、上り普通列車。
ホーム中程にある、待合室にあった
列車に乗る人のための、時刻表。

列車本数は、それほど多くありません。
ホームにあった駅名標

後ろの白っぽいモノは、残雪です。
餘部駅のホーム。

おまけ 浜坂駅にて
浜坂駅待合室にあった、掲示板?にも
餘部鉄橋、そして次のダイヤ改正で廃止となった、客車寝台特急「出雲」号の記事が。

→「出雲」号の写真は、こちらに
浜坂駅に残る、給水塔。

蒸気機関車時代の、貴重な遺産です。
浜坂駅に停まっている、豊岡方面への列車(「かにカニ」のヘッドマーク付き)と、鳥取方面への列車
普通列車は、この浜坂駅でそれぞれ折り返して行くようです。


 餘部駅に停車する列車は、昔から多くはありませんでしたが、餘部鉄橋を渡る優等列車は、国鉄末期から大幅に減ってしまいました。
餘部鉄橋を渡るこのルートは、昔は、京都・大阪から山陰地方へ向かう、メインルートでした。そして餘部鉄橋を渡る優等列車は(全てワタシの記憶による)・・・
寝台特急「出雲」(東京−浜田),特急「まつかぜ」(大阪−博多。後に大阪−米子に短縮),特急「あさしお」(京都−米子),特急「はまかぜ」(大阪−倉吉(播但線経由)),急行「白兎」(京都−米子?),急行「だいせん」(大阪−出雲市?。夜行もあり),急行「但馬」(大阪−鳥取?(播但線経由)),特急「エーデル鳥取」(大阪−倉吉,JRになってから登場)

 しかし、その後、大阪,京都から福知山線,山陰本線が電化されてゆき、それによって優等列車は電車特急化され、運転区間が短縮されました。また、山陰方面へは智頭急行というバイパスができたため、メインルートから外れてしまいました。結局、現在は、「はまかぜ」号のみが、大阪,神戸から兵庫県日本海側の都市,観光地を結ぶためだけに運転され、浜坂発着列車を除いて餘部鉄橋を渡っています。
 ただし、「はまかぜ」号が通る、播但線も半分が電化されており、全線電化が完成すると、「はまかぜ」号も電化される可能性があり、餘部鉄橋を渡る特急列車が無くなる日が来てしまうかも知れません。ただ、兵庫県日本海側は、温泉地が数多くあり、冬のカニも含めて、観光需要があるため、なんらかの形で、優等列車が残るかも知れません。


「トレッスル餘部鉄橋(余部橋梁) プロローグと地上編」はこちら


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