雪の中 寝台特急を狙う (平成24年1月7〜9日撮影) (平成25年1月2日掲載)


 平成24年春のダイヤ改正で、廃止された寝台特急「日本海」(大阪〜青森)。 その寝台特急と、関西では撮影できない寝台特急「あけぼの」(上野〜青森:秋田経由)の、雪の中走行する姿を撮影すべく、青森に出向いてきました。


青森駅に到着 (1月7日)
札幌行きの寝台付き急行「はまなす」が、出発を待っていました テールマークは、なぜか、「北斗星」でした・・・慌てて撮ったので、ブレて、何の絵かわからないけど ;^_^A ・・・少なくとも、青色ベースではない。

「はまなす」の正しいテールマークは、こちら(ヘッドマークと同じく黄色がベースです)
秋田−青森を走る特急「つがる」号  
 
大雪の中・・・ (鶴ヶ坂−大釈迦) (1月8日朝)
雪の中、走ってゆく普通列車。かなり雪が降っています。 大雪の中、約15分遅れで、寝台特急「日本海」が来ました。

信じてもらえないかも知れないけど、「日本海」です・・・。
少し雪がマシに。
これなら、寝台特急「あけぼの」は、ちゃんと撮れるかも。
再び雪が強くなってきました。
さらに雪は強くなり・・・。 寝台特急「あけぼの」通過予定時刻を過ぎても、列車は現れず・・・。
現れても、撮影できるかどうか・・・。
次の予定もあり、断念。
 この後、別の撮影ポイントに居た人に聞くと、3時間くらい遅れてる、との事。 天候は回復しつつあったのですが、この日はこのあと、津軽鉄道に行く予定だったので、明日に託すことに。(津軽鉄道については、いずれ、掲載予定)
 
弘前駅,再び青森駅 (1月8日夜)
弘前駅で、寝台特急「あけぼの」号を捕らえることができました。 青森へは、特急「つがる」号で。
青森駅構内に止まっていた、排雪用モーターカー。

機関車にも見えますが、実際は営業車両の牽引ができない「除雪機械」です。
 
北の大地から帰ってきた特急「白鳥」号。作業員が前面に付いた雪を落としています。 この後は進行方向を変えて新青森へ向かいます。

かつては、八戸-青森-函館を走っていた特急ですが、新幹線が新青森に到達したので、現在は、新青森-青森-函館を走ります。(「スーパー白鳥」号も同じ)
青森駅に止まっていた、「はまなす」号。今日は、正しいテールマークです。  
  
今度こそ! (鶴ヶ坂−大釈迦) (1月9日朝)
前日よりも1本早く・・・始発で撮影ポイントに向かってみました。
前日は「満員」だった撮影ポイントに、加わることができました。ベストポイントではなかったけど・・・車組には勝てない...。
まだ少し暗い・・・。でも天気は良好。

701系普通電車が来ました。
このあたりは単線なので、来る列車も行く列車も同じ線路を走ります。 2+3の5両編成で走る、普通列車。
この地区の普通列車としては、長い部類に入ると思います。
念願の、寝台特急「日本海」号が、定時で通過。
ヘッドマークもはっきり撮れました。
普通列車が走り去っていきます。 全車指定席の快速「リゾートしらかみ『青池』」号が、走り抜けていきました。
 この列車は、このあと、五能線に直通します。
五能線から直通する、快速「深浦」号です。
貨物列車も走り去っていきます。 そして、
寝台特急「あけぼの」号も、定時で通過。
ヘッドマークも、はっきり撮れました。
カメラを構える方向を変えて、撮影した貨物列車。  


 寝台特急「日本海」号は、急行を格上げするかたちで昭和40年代に誕生し、昭和50年代には2往復体勢となり、そのままJRへ継承されました。
 昭和63年(1988年)には、青函トンネル開通により、1往復が函館まで延長されました。
 その体勢がしばらく続きましたが、平成18年(2006年)に、青森−函館が廃止され、平成20年には1往復体勢となり、平成24年(2012年)には、車両老朽化を理由に廃止(季節運転)となりました。
 寝台特急「あけぼの」号は、急行を格上げするかたちで、昭和40年代に誕生しました。その後最盛期には、秋田止まりの列車を含め、3往復体勢となっていましたが、青函トンネル開通時に、1往復廃止(寝台特急「北斗星」向けに車両を捻出)されました。
 また、誕生以来、福島より奥羽本線を走破する経路を走っていましたが、平成2年(1990年)山形新幹線工事に伴い、福島−山形を通過できなくなり、陸羽東線経由の「あけぼの」と、上越線・羽越本線経由の「鳥海」に分離されました。
 その後、平成9年(1997年)の、秋田新幹線開業の際、陸羽東線経由「あけぼの」は廃止され、「鳥海」が「あけぼの」に名称変更し、現在に至っています。



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参考文献:Wikipedia