津軽線と江差線 (平成17年2月11,13日撮影) (平成18年2月10日掲載)

路線の半分は、青函トンネルへのアプローチとして利用される津軽線と江差線。
その、「津軽海峡線(下部参照)」部分から外れた、それぞれの終点まで乗ってきました。

八戸駅にて
東北本線八戸駅で、発車を待つ特急「スーパー白鳥」7号(左)と、留置中の特急「つがる」号

スーパー白鳥号は青森駅からさらに津軽海峡線に直通して、函館に向かいます。
津軽線三厩方面に行くには、蟹田駅で乗り換えとなります。

なお、「つがる」号は、八戸から青森や弘前に向かう列車です。
津軽線(2月11日撮影)
津軽線蟹田駅で並ぶ、気動車(左)と電車。

津軽海峡線から外れた、中小国〜三厩は非電化のため、気動車による運行となります。
三厩(みんまや)駅に到着した列車。
到着後、次の発車まで、車庫のようなところに入っていきました。。
(乗ってきた列車は、14時39分着。次の発車は15時49分)
雪に埋もれた駅名標

終点であることを静かに語っている。
三厩駅駅舎。ホーム側から
三厩駅の時刻表・・・。
三厩駅、表側から。

ひさしのようなものが付いているところが入り口。

なお、竜飛岬へは、ここからバスで約30分。
駅近くにあった、ポスト。

手紙を出すのも大変そう・・・。
発車を待つ列車

・・・よりも、ホームに積もった雪が気になる?
車内から・・・

JR東日本津軽線津軽二股駅付近から見える、JR北海道海峡線の高架
JR東日本津軽線津軽二股駅に隣接している、JR北海道海峡線津軽今別駅

蟹田方面へは、
津軽線はできるだけ山を避けてくねくねと、何駅も経由して・・・
海峡線はできるだけまっすぐ、トンネルで山を貫いて・・・
蟹田駅駅舎、表から 津軽海峡線列車は、全列車中小国駅を通過するため、海峡線方面列車と津軽線三厩方面列車の相互乗り換えは、一駅青森寄りの蟹田駅で行います。
ホームにあった看板3態。

ニューヨークやローマが同じ緯度・・・というところがトリビア
江差線(2月13日撮影)
木古内駅に停車中の江差行き列車 木古内駅の駅名標

隣駅の駅名を覚えておこう(?)

バックに停まっているのは、特急「白鳥」18号
江差駅に到着した列車 江差駅。表から

駅前は、ロータリー?
駅前道路(といっても片側1車線)を渡って反対側の、駐車場のようなスペースから、海を撮影。
駐車場?の際まで行って、海を撮影。

雪があるだけに、際まで行くのはちょっとコワかった。(苦笑)
車止め。

終点であることを、静かに語っている。
駅名標。

終点であることを、静かに語っている。
雪に埋もれた観光案内地図 駅手前の踏切から、駅構内を撮影。

線路のゆがみは、かつて駅構内に、少なくとももう1線があったことを示しているのであろう。
駅反対側から、列車を撮影。

バックには、車止めも。
木古内駅で並ぶ、江差線上り列車と下り列車。
木古内駅に進入した特急「スーパー白鳥」7号

この列車には、11日は盛岡→蟹田で、13日は木古内→函館で乗車しました。
木古内駅の駅名標。

隣駅の駅名は・・・何だったっけ?


 青函トンネルがある「津軽海峡線」(青森〜函館)は、正式には津軽線(青森〜中小国),海峡線(中小国〜木古内),江差線(木古内〜五稜郭),函館本線(五稜郭〜函館)で構成されています。

 津軽線は、東北本線・奥羽本線の終点:青森駅から津軽半島を北上し、竜飛崎の少し手前、三厩(みんまや)駅まで伸びる55.8kmの線です。普通列車の運転系統は、ほぼ中間の蟹田駅でほぼ2分されており、蟹田以南は、主に電車(上記写真の701系のほか、グリーン車連結列車があることから特急車両による列車もあるようです)で運転され、蟹田以北は海峡線直通を除き、気動車のみで運転されています。そして、蟹田駅の次、中小国駅(正式には、その先の「新中小国信号場」)で海峡線(JR北海道に所属)と別れます(同時に、電化区間も終了となります)。しかしその後、津軽二股駅で海峡線津軽今別駅と並びます(津軽線に「今別」駅がありますが、津軽二股駅から2駅離れています)。その後は海峡線を見ることはありませんが、地図を見る限り、津軽線と海峡線は大雑把に併走しており、その状況は、終点の三厩駅まで続きます。ただ、三厩駅付近の海峡線は、すでに青函トンネルに入っているようですが。 

 江差線は、函館本線函館駅の1駅北、五稜郭駅から西方に分岐し、松前半島(渡島半島南西部)を横断して、江差駅まで伸びる79.9kmの線です。そのほぼ中間の木古内駅で海峡線が別れていき、同時に電化区間も終了となります。普通列車は、電化区間も含めてすべて気動車で運転されているようです。これは函館地区には、一般用電車車両が配備されていないためと思われます。また、木古内駅から先は、海峡線は松前半島の端部に向かうのに対し、江差線は松前半島を横断して、日本海側に向かうため、木古内駅で両線が別れた後は、再び出会うことがありません。


 ところで、関係ない話ではあるが、蟹田駅の待合室で、列車を待っていたときの、他の客(と言うよりは、JR北海道係員であろう)がしていた会話(実際は多少方言が入っていたのと、ほぼ1年経ってしまって忘れてるので、細かいところは推定)

A:今日、ドラえもんうごいてるの?
B:えっと、今日は動いてると思うよ。
A:いやぁな、今朝、出るとき、ドラえもんのエンジンかかってたから、もったいない事するなぁ、思って出てきた。

知らない人が聞いたら、変な会話ですが、ワタシの解釈としては、

A:今日、ドラエもん列車、運行してるの?
B:運行してると思うよ
A:今朝出るとき、ドラエもん列車の電源入ってたから(電気点いてたから/暖房点いてたから)・・・

実際に、その日、ワタシは、ドラえもん列車を、津軽今別駅近くで目撃しました・・・三厩行くときで、カメラ準備してなかった(-_-;)
13日に函館駅構内に泊まっていた、ドラえもん列車


JR東日本盛岡支社

JR北海道函館支社


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公開当初、八戸駅での写真を、盛岡駅と間違えて記載していました。(津軽号の運転区間の表記も同じ)
  (2008年2月16日修正)