小野田線本山支線のクモハ42型+α (平成15年1月18日撮影)
昭和8年に生まれ、国鉄〜JRの線路の上を走り続けて約70年。
引退間近のクモハ42形電車に乗ってきました。また、その周辺のローカル線にも乗ってきました。
小野田線は、山陽本線小野田駅から宇部線宇部新川駅に至る線で、また途中の雀田駅から長門本山駅まで支線(通称:本山支線,正式には小野田線の一部)が出ています。その、本山支線を昭和30年代から長年にわたって走り続けてきたのが、クモハ42形電車です。
国鉄時代、1両編成の電車がなかなか作られなかったこともあり、1両で運行できるクモハ42は、本山支線にまさにぴったりの電車でした。国鉄末期、1両編成仕様のクモハ123系が誕生しましたが、クモハ42はすでに動態保存状態であったため、そのまま本山支線で使用されました。しかしやはり、近年は老朽化により、1週間のうち約半分の運用となり(残りはクモハ123で運行)、平成15年3月改正で、ついに定期運用から退くことになりました。
なお、乗車した日のJR職員の話によると、「運用から外れるだけで、まだ、廃車にはならない」ということだそうです。そのため、イベントなどで復活することがあるかもしれません。
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