近鉄のナローゲージ (2:内部,八王子線) (平成12年11月24日撮影)

近鉄のもう1つのナローゲージ、内部,八王子線。

ローカル線の雰囲気がある北勢線とは違い、こちらは(全線四日市市内を走っていることもあって)、郊外電車的な雰囲気でした。

四日市駅に進入してくる列車です。 四日市駅に停まっている西日野行き列車です。
内部駅
四日市駅から約15分ほどで到着。

駅の入り口から、階段を1段も上がらずに電車に乗れます。

構内には、車庫もあります。
内部駅ホームと停まっている電車。

旧型車を改造した中間車両は、サイズが大きいです。
西日野駅に停まっている電車(1)

先頭車は、昭和57年製です。(一部を除く)
西日野駅に停まっている電車(2)

かなり古い車両のようです。
西日野駅
内部駅と同じく、バリアフリーな?駅。

八王子線の終点ですが、四日市駅から数えて、わずか3駅目です。
駅から出てすぐのところに川があり、かつてはそれを越えて、「伊勢八王子」まで伸びていたそうです。
先頭車の車内

1人掛け座席が運転台の方を向いています。
中間車の車内

乗降扉は細く、車内はロングシートです。


ナローゲージの始まりは、明治終期まで遡ります。明治43年に「軽便鉄道法」が制定され、その当時、道路が未発達であったこともあって、日本各地に、多くのナローゲージ鉄道が誕生したそうです。

そして、明治45年に内部・八王子線(の前身)が、大正3年に北勢線(同)が開業しました。

しかし、道路の発達などで、軽便鉄道は次々に姿を消してしまい、今では、この2線のほか、観光鉄道としての性格が強い(季節営業)黒部峡谷鉄道しか残っていません(ナローゲージとしては、他に専用鉄道も存在する)。また、中には改軌して一般の鉄道になったものもあります。(近鉄湯の山線など)


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